公演リポート vol.14 Ukulele Orchestra of Japan Report
ウクレレパイナ2013 in 金沢
8月24日(土)に金沢で開催されたウクレレパイナで演奏しました。
UOJ初・国内宿泊遠征の金沢。3泊4日で金沢を満喫するグループや、バイクツーリング、さらには宿無し往復高速バスというツワモノなど、いくつかのグループで現地へ向かいました。
前日までの豪雨が嘘のように晴れ渡り、盛夏の緑がウクレレの故郷ハワイを連想させる会場でイベントは開催されました。金沢市の中心部にある歴史的建造物を素敵に改修した会場「しいのき迎賓館」では、館内で別途行われていた結婚式の重要な場面で一時イベントが小休止に。この幸せに配慮したアロハ的柔軟さが、やさしくゆるやかなウクレレイベントに笑顔と華を添えていました。
夕暮れ後の演奏を控え、ステージで次々繰り広げられる演奏を楽しみつつ出店のハワイアンフードでエネルギー充電するメンバーの顔は、もうほとんどハワイ遠征の時のような笑顔。8月始めに横浜で行われたウクレレピクニックともまた一味違う、新たなイベントとしての魅力を感じているのでした。
キヨシ先生の演奏と並行して、会場スタッフによる極め細やかなマイクチェックが行われた後、いよいよ我々のステージとなりました。久しぶりに演奏するUOJ始動期のレパートリーから最新レパートリーまで、新人団員にとってはチャレンジャーな舞台となりましたが、新たな環境と新たな観客の前で演奏する緊張感よりも、会場全体から伝わってくる不思議なパワーを感じながら、あっという間にステージ後半へ突入していくのでした。
そして、いよいよ「金沢ウクレレオーケストラ」との共演へ。リハーサルで1度音合わせしただけの演奏でしたが、曲の合間に相互のソロを織り交ぜながら、金沢の夜空に響き渡るウクレレの音色を感じつつ、東京と金沢という二つの離れた地域で活動するそれぞれのオーケストラの協働演奏に新たな可能性を感じました。
何より「おもてなしの心」にあふれた金沢のイベントは、感謝の気持ちと共に爽快感を感じる、とても素敵な思い出となりました。
UOJ団員リポーター 1st リーダー