公演リポート vol.8 Ukulele Orchestra of Japan Report

●2011年12月24日(土)UOJ単独コンサートvol.3●

クリスマスイブの単独コンサートは、約600席の亀有リリオホールがほぼ満席となり、無事終了いたしました。お忙しい中ご来場いただいた皆様、心温まるご声援、本当にありがとうございました。なお、会場の出入りが想定以上の混雑となり、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。2012年も新たなステップに向け、ウクレレ・オーケストラ・オブ・ジャパン団員一同頑張りますので、よろしくお願いいたします。

団員報告

“今度の自主公演は、クリスマス・イブに亀有で開催”と聞いた時、まず、真っ先に頭に浮かんだのは、「果たして、お客さんが来てくれるのだろうか・・・?」というのが、正直な気持ちでした。クリスマス・イブにコンサートやるなんて、それこそプロの一流アーチストが武道館とかでやるもの・・・という固定観念があり、しかも今年は三連休の中日で会場は600人余収容できるホール。色々と考えてしまうと心配ばかりが募ります。しかし、やると決めたからには来ていただいたお客様には十分満足のいく内容を・・・ということで、今年は演奏する曲目はもちろんのこと、今までになかったイベント的な要素も取り入れ、そしてお客様へのお土産もちょっと趣向を凝らしたもの、という具合に当日まで準備を進めてきたのでありました・・・

そして、当日、クリスマス・イブの亀有リリオホール。
団員は早朝から集合し、いつものように会場のセッティングから作業を開始します。過去2回に比べ、3回目となると舞台や音響などの設営作業は、かなりスムーズに行えるようになりました。ただ、コンサートは、団員だけで運営することは無理で、会場の御客様の案内、公演中の舞台上の作業などは、全て、我々と同じキヨシ小林先生の下でウクレレのレッスンを受けている生徒の皆さまのボランティアで運営されています。ボランティアの皆さまも、早くから会場入りして、団員と一緒に準備作業を行っていただきました。

設営が終わると舞台上で音響チェックとリハーサルに入ります。実は、コンサートで演奏する曲目は、当日直前でも変更となるケースが多く、かつては、当日にいきなり譜面渡されて「これ、今日やるから・・・・(!)」と指示された事もあります。まさに、油断大敵、キヨシ師匠、なのですが、今回も曲目変更こそなかったものの、「この曲、ちょっと順番に立って演奏しようか・・・?」と、いきなり、パフォーマンス(?)が追加となりました。しかし団員は、これ位は日常茶飯事として涼しい顔して乗り越えていかねばならないのであります・・・

さぁ、そんなこんなで、もう開場時間もあとわずか。後は楽屋で、第一部のキヨシ先生の演奏が終わるまで待機です。会場係の方から「当日券もほとんど売り切れてしまったらしい」「席もほぼ満席の様子」という話が伝わってきて、一同、少し安心するとともに、「本当に?」というクエスチョンも頭に浮かびます。しかし、楽屋のモニターを見ると、確かに、客席は一杯の様子です。そして開演時間となり、キヨシ先生の第一部の開演。今日はソロ演奏ということで、色んなジャンルの曲をさらりと、次々に演奏していきます。

そして第二部、ウクレレ・オーケストラ・オブ・ジャパンの演奏。
一曲目は恒例の「オーバチュア」でなく、ジャズの名曲から開始し、あとはこの時期恒例のクリスマスソングでは、先ほどの立ち上がりパフォーマンスなども行い、そして今年になって取り組んだタンゴ、ポップスの新曲など演奏していきます。途中で、会場の中からウクレレを弾いた経験無い人に舞台に上がってもらってオケと一緒に演奏してもらう「体験コーナー」や、オケのクリスマスソング演奏をバックに、会場の皆さんへのプレゼント抽選会などのイベントも取り交ぜ、演奏する側からすると、あっという間に最後の曲まで時間が流れてしまいました。

終演後は、お客様に、個人的にはちょっと恥ずかしい、団員の写真入りパッケージの「うまい棒」を御土産にお渡しつつ、お見送り。が、予想以上にロビーがごった返し、これは今回の公演の反省点。もう少し、気持ちよく御帰りいただくように工夫しないといけない、と感じた所でした。受付時の混乱も含めて、次回に向けた課題として団員で改善していかなくてはなりません。
そしてコンサートの後は、今回、ご協力いただいたボランティアの方々も一緒に打ち上げ、無事、コンサートの成功を祝ったのでありました。

今回の第3回目の自主公演は、色々とオケとして新しい試みにチャレンジし、一歩、新しいステージへと進むことができたのではないか、と感じています。しかし、良くも悪くも判断するのは、全てお金を払って聞きに来ていただいたお客様。その御客様からも、各方面から良かった、という声を聞かせていただき、団員一同、非常に感激しております。また、新たな感動を生む為にも、来年は、更によりよいコンサートを目指していこう、と思う亀有の夜、なのでありました。

UOJ団員リポーター 3rd しんすけ

団員リポート(練習会2011-2017年)

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